インクレイブ株式会社
インクレイブ株式会社
インクレイブR&D株式会社
インクレイブ株式会社について
同社は、仙台に本社を置くWebサイト構築、Webシステム開発を生業としてきた会社だ。創業して24年目を迎え、東京・青森にも拠点を構えるほか、新潟にも関連会社インクレイブR&D株式会社を構える。そこでは製品・サービス開発や技術研究を行っている。同社には大きく分けて2つの事業があり、1つは受託開発事業、2つ目が自社サービスの開発・運営だ。受託開発事業ではWebサイト構築、デザイン・企画関連、Webシステム開発を一貫して行っており、多数のクライアントを抱えている。自社サービスの運営・開発では、ホームページ構築サービス『ivalue』、クラウド型地図表示サービス『xmaps(クロスマップス)』、郵便番号住所変換システム『ZIPSERVER』等のプロダクト開発を行いサービス運営を行っている。ivalueについて
ivalueは、サブスクリプション型(定額制)のホームページ制作サービス。プッシュ通知やSNS連携など、集客とブランディングに効果的な16ページを標準搭載。サブスク型によるホームページの新しい持ち方&活かし方を提案している。ivalueは、同社が24年間で培ってきたサイト制作のノウハウを詰め込んだサービスで2020年11月10日に全国版を正式リリースした。基本構築費は無料、初期設定費用は2万円ほど、8,900円の月額サブスクリプション金額で高機能なWebサイトを保有することができる。また、集客ツールとの連携や各種サポートも充実しており、月額費用内でデザインデータをもとにショップカードなどの印刷物を毎月一定数届ける独自プランも提供。
ウェブサイト https://ivalue.jp/
受託開発事業におけるもどかしい思い
創業から24年、受託開発で培ってきたノウハウがあり、Webサイト制作やWebシステム開発には実績があります。しかし、昨今のWebサイト構築の需要増や人材不足に伴う業界全体での制作単価の高騰傾向から、初期費用が高くなってしまい、Webサイト構築のニーズが高い企業でも予算の関係で発注を断念せざるを得ない、といった事態が度々発生していました。
すべてのお客様に質が高く喜ばれる形でWebサイトを提供したい、という強い思いがありましたが、費用の関係で、お客様によってはご要望にお答えできない、もどかしい状況がありました。
自社プロダクト「ivalue」を開発
こうした思いから、受託事業で培ってきたサイト制作・システム開発のナレッジを盛り込み、サブスクリプション型(定額制)のホームページ制作サービス「ivalue」を開発しました。
Webサイトを保有したくても潤沢に予算がない、しかし情報はWebサイトに掲載していきたい、Webサイトを保有したいと考える企業のニーズに応えるサービスです。
ivalueは、ローンチ前から好評で、今後のアカウント数拡大も見込んでおり、日経トレンディ2021ヒット予測にも紹介されています。
事業の足枷であったITインフラにおける課題
同社では、これまでクライアントに対してWebサイトやシステムを提供する際、ご要望に応じてITインフラもセットで提供を行ってきました。インフラやサーバを選定し提案、仕入/仕切/構築/テスト/検証まで行ってきたことから、様々なインフラに触れたことがあります。しかし長年による運用で契約するインフラが多岐にわたり、管理・運用が煩雑にならざる追えない状況でした。合わせて、同社内での収益性の向上が経営課題としてありました。
そして、ivalueは今後事業成長をさせていくために、インフラ強化が必須であり、より顧客が求めるものを開発するためには、開発環境・スピード感を大事にしていきたいと考えており、インフラ刷新によってそれらの課題を解決したい思いがありました。
Clara Cloudの導入によりサービス提供スピードが向上
「これさえあれば何でもできる」というコンセプトと性能・仕組を合わせ持つと同時にコスト削減を行うことができるITインフラをずっと探していました。
当時ホスティングで付き合いのあったクララオンラインから、初期費用なし・月額定額サブスクリプション金額で利用することができる『Clara Cloud』を提案いただきました。
提案されるまでNutanixもHCIも知りませんでしたが、専門的な知識を有していなくても触れることができるPlesk・Prismなどの機能が付いていたことを知り、提案を聞いて「いける」と思いました。
Clara Cloud導入後、これまで利用していたインフラをClara Cloudに集約し、受託開発事業、ivalueを含む自社プロダクト開発事業の基盤はClara Cloudにまとめました。
インフラ仕入/仕切/発注などの社内業務が削減できたことで、クライアントへのサービス提供スピードを加速させることができ、これまでのITインフラのコストを削減できたことで経営にもインパクトがありました。
振り返ってみると、ivalueはClara Cloudでなければ開発することができないサービスでした。
仮にivalueの開発をClara Cloud導入前に行っていたとするなら、社内稟議を通し、仕入を行い、コスト面も負荷がかかっていたかもしれません。今考えると、とても非効率な状態での開発になってしまい、現在のようなサービスリリースには至っていないかったかもしれません。
受動的から能動的な姿勢へのシフト
Clara Cloudを導入して手間・時間・費用のコストダウンを行うことができただけではなく、これまで社内ではIT・インフラに対しての固定概念や習慣とされてきた仕入/仕切/開発環境の用意のフローや、考え方などの殻を破ることができませんでした。しかし、Clara Cloudの導入後は、社内が攻めの姿勢に変わり、DXに対応するスピード感と受動的から能動的な姿勢に変わっていると体感しています。
これからもClara Cloudを活用し、様々な挑戦を重ねながら、お客様の期待を超えていきたいと思います。
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