日中回線の遅延を測定する~日本からチンタオへのPingテスト ~(2014年12月)

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Ping試験の概要

今回は中国サイトへのアクセスを、PingとTracerouteで確認したいと思います。

送信元

  • クララ(東京)
  • AWS(東京)
  • さくらのクラウド(北海道)
  • ニフティクラウド(東日本)

送信先

  • 阿里雲(チンタオ)

阿里雲は中国アリババグループの運営しているクラウドサービスです。

今回はチンタオビールで有名な山東省のチンタオ(青島)リージョンの仮想マシンを使いました。

Ping試験結果

2014年12月3日11時ごろにそれぞれ100発ずつ打ちました。

送信元 パケットロス率 最小応答時間 平均応答時間 最大応答時間 平均偏差応答時間
クララ(東京) 8% 58.939 ms 63.807 ms 71.856 ms 2.784 ms
AWS(東京) 6% 93.337 ms 97.066 ms 105.674 ms 1.694 ms
さくらのクラウド(北海道) 13% 71.813 ms 98.285 ms 154.846 ms 27.971 ms
ニフティクラウド(東日本) 17% 61.995 ms 88.886 ms 143.876 ms 26.880 ms

どこからでもパケットロスがあるのが香ばしいですね。

クララからのpingは応答時間が小さく、いい感じです。

しかし、AWSも想像以上によく、ぶっちぎれなかったのが残念です。

クララからのTraceroute

次にクララからの経路を見てみましょう。

なんかTWGATE-IP.twgate.netというのがありますね。

クララは様々な業者からトランジットを購入しているのですが、その中の一つに台湾ゲートウェイTWGate があります。

TWGateは、中華電信という台湾の通信業者が運営しています。

TWGateのネットワークは下記のようになっているらしく、クララはJPIX経由で接続しています。

こんな経路です。
クララ(日本)~中華電信(台湾)~中国電信(中国)~中国国内へ

AWSからのTraceroute

次にAWSからの経路を見てみましょう。

こちらは辿ってみると、 以下のような経路でした。

KDDI~中国電信(中国)~中国国内へ

しかし、あれですね。

traceroute結果を見ると、中国ではまったくDNS逆引き設定されていないのがわかりますね。

日本の場合は、ote***とか大手町なんだろうなあーとかバレバレなんですが。

さくらのクラウドとニフティクラウドからのTraceroute

traceroute結果は省略しますが、辿ってみると、 以下のような経路でした。

NTT~中国電信(中国)~中国国内へ

まとめ

  • 日本から中国に入る時は、中国電信から入ることが多い。
  • クララとAWSの回線は中国への遅延が少ない。

今回はここまで。ではまた!

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