
Microsoft Azure China 基礎編(1/3) アカウント開設
みなさん、こんにちは!
明日から日本ではCloud Days Tokyoですね!
Microsoftさんのブースにて出展すると話を聞いたので、
Microsoft Azure Chinaについてまとめてみようと思います。
それでは最初に、
Microsoft Azure China を利用する上で最難関と思われるアカウントの作成について説明します。
以降は記事はこちらになります。
Microsoft Azure China の使い方(2/3) 仮想マシン作成
Microsoft Azure China の使い方(3/3) WEBアプリ開設
なぜ難関なのか
- Microsoft Azure China はMicrosoft Azure Global と切り離されて運用されています。
- そのため既存のMicrosoft アカウントを利用することが出来ません。
- Microsoft Azure China専用のMicrosoft アカウントを作成する必要があります。
- 支払い方法が支付宝(Alipay)または、 中国银联(Unionpay) に限定されているためどちらかが利用可能な環境が必要です。
- 連絡方法が携帯電話なため、ある程度の中国語、または英語スキルが必要です。また、中国の携帯電話番号は必須です。
- 法人アカウントを作成する場合は中国国内の営業許可証が必要となります。
- 最低支払金額として1000元が必要となります。
Microsoft Azure China専用のMicrosoft アカウントの作成に必要なもの
個人アカウント
- 中国国内の携帯電話番号
法人アカウント
- 中国国内の携帯電話番号
- 営業許可証(中国政府発行)
- 中国国内の銀行口座
- 税務登記書
支払い方法の確保
- Alipay
- Unionpay
アカウント作成
これから実際にアカウント作成(個人利用)を行っていきます!
にアクセスします。
画面右上の「我要购买」をクリックします。
「我是新用户,购买Azure预付费产品」をクリックします。
「新規アカウントでAzureを利用します。」という意味合いです。
最低支払金額は1000元からで有効期限は最終支払日から12か月です。
有効期限が切れた後、90日後にすべてのデータが削除されます。
「Azure预付费产品购买申请表」より以下を記入し「提交」をクリックします。
中国語 | 日本語訳 |
---|---|
您的姓氏 | 名字 |
您的名字 | 名前 |
联系电话 | 中国の携帯電話番号 |
邮箱 | メールアドレス |
※2016年1月1日生效《中华人民共和国反恐怖主义法》的规定に基づき
インターネットサービス提供者の身分審査(実名登録)が義務付けられています。
3営業日中に携帯電話に連絡するため連絡を待ってくださいとの表示がされます。
3日後にメールで確認連絡が来たため返信を行います。
要約すると
- Azureを個人/法人のどちらで利用するか。(法人の場合は法人名を記入)
- Azureの利用目的。
- Azureに前払いする金額。
- インターネットの実名登録を行ってください。
という意味合いです。
※3. Azureに前払いする金額については1000元からとなっています。
メールのリンクより実名登録を行います。
今回は個人利用のため以下に変更します。
中国語 | 日本語訳 |
---|---|
个人 | 個人利用 |
护照 | パスポート |
に変更後、パスポート番号、パスポートのスキャンを添付し「提交」をクリックします。
3営業日中に携帯電話に連絡するため連絡を待ってくださいとの表示がされます。
メールにてactivation code が送られてくるのでメールのリンクよりコードを入力します。
登録者が外国人というのが伝わっていると英語にて記入できるようになります。
ここで携帯電話のSMS認証が必要となるため中国国内で利用可能な携帯電話番号が必須となっています。
全ての情報を入力し「continue」をクリックします。
メールにてアカウント情報が発行され、
ようやくMicrosoft Azure Chinaへのログインが可能となりました。
Microsoft Azure Chinaへのログインを行うと、
アカウント情報、支払い情報、領収書(发票)送付先住所の登録画面に移行します。
全て登録を行うと支払いページに移動します。
こちらで申請については完了しました。
試用もあります
試用を行いたい場合はhttps://www.azure.cn/pricing/1rmb-trial/
から「申请试用」をクリックしてください。
次回以降は仮想マシンの作成について説明します!